離乳食の時期
離乳食の目的はおっぱいやミルクから、次第に幼児食を食べられるようにすることです。
お母さんだっていつまでもおっぱいをあげるわけにもいきませんよね?
固形のものを食べられるようになるには、赤ちゃんの食べる機能の発達に応じて離乳食の固さや大きさなどを時期によって変えていかなければなりません。
それぞれの時期に合った食事を与えてあげることが大切です。
離乳食の開始〜離乳初期
大体5〜6ヶ月ころの赤ちゃんがこの時期です。最初の2週間は米粥、裏ごしした野菜、豆腐をすりつぶしたものの順で少しずつ慎重に量を増やしていきましょう。
おかゆは離乳食開始時期ではお米1に対して水10の10倍がゆを後半は米1に対して水7の7倍粥をあげましょう。
授乳時間を離乳食の練習タイムにして、時間を決めて行います。
最初は1日1回から始めて、慣れてきたら回数を2回に増やしていきます。
卵は黄身だけを、お肉や魚はまだ与えないでおきましょう。
このころの赤ちゃんは、まだ舌を上下に動かすことが出来ません。
なので、とろとろの離乳食を与えることで、食べ物を飲み込む練習をします。
少しでも固形のものがあると吐き出してしまいますので、トロトロにするのがポイントです。
離乳食中期
目安は7〜8ヶ月ころです。この時期は、やわらかい固形のものが、少し混ざった程度であれば食べれるようになります。
ゆでたかぼちゃなどを粒がのこるようにつぶして与えてあげましょう。
このころから、お肉や魚を少しずつ与えていきましょう。前半では、脂肪分の少ない鶏のささ身などからスタートします。
魚の場合は赤みのものをあげましょう(サケなど)。卵は黄身だけでなく、白身を与えても大丈夫になります。
お粥はお米5:水5 の5倍粥にします。
この時期の赤ちゃんは、舌が上下に動くようになってきますので、下でつぶせるくらいのやわらかくて小さいものならば飲み込めるようになります。つぶせないものは吐き出してしまいます。
離乳食後期
9ヶ月〜1歳くらいの赤ちゃんがこの時期です。
このころから、赤ちゃんの食事の回数は1日3回にしていきます。
赤ちゃんの1日に必要な栄養の約60〜70パーセントがこのころには離乳食からとるようになります。
離乳食は、母乳と違って、考えて与えないと栄養のバランスが悪くなりますので、注意してください。
野菜を使う場合は3分の1以上を緑黄色野菜にしてください。赤ちゃんの食べられる食べ物も多くなってきますのでこえれからは、大人の料理を取り分けて与えてあげることが出来るようになります。
お粥は4倍粥〜3倍粥くらいでOKです。
このころの赤ちゃんは、歯ぐきで食べ物をつぶすことができるようになります。
バナナ程度の固さのものなら歯茎でつぶして食べることが出来るでしょう。
下も、上下、左右、前後と割りと自由に動かすことが出来るようになるので、下を使ってつぶせない食べ物は移動させて歯ぐきでつぶして食べるようになります。
離乳食完了期
1歳〜1歳3ヶ月位の赤ちゃんがこの時期です。
噛み潰す力も強くなり、ほとんどの食材を食べられるようになります。
ただ、辛いものや、舌に刺激のあるもの、味の濃いものはまだ控えましょう。
いろいろな食品を歯ぐきでつぶして食べます。
お粥は前半で、後半は大人と一緒のご飯を食べられるようになります。
このころの赤ちゃんは、上下4本ずつ歯もはえてきて、口も自由自在に動くようになります。