赤ちゃんの風邪

赤ちゃんの風邪1〜2ヶ月なのにコンコンと咳をする

赤ちゃんの医学的な意味での風邪は鼻やのどにウイルスや細菌が感染して急性の炎症を起こすことをいいます。

 

咳や鼻水のすべての原因がウイルスであるとは限りません。

急な温度変化などでも鼻水やくしゃみなどは出ますし、何らかの要因で気管支炎になれば咳もでます。

 

でも、これらをすべて風邪とひとくくりにはいえません。

また、母乳をのませている間は赤ちゃんは病気にかからないと考えている人もいますが、赤ちゃんはうまれてすぐでも母乳を与えている間でも病気にかかります。

 

赤ちゃんは確かにお母さんを通して、母乳から免疫物質を分けてもらいます。

でも、それは、数多にあるウイルスのほんの一部の抗体です。

 

さらに、細菌に対してはほぼ無防備といってもいいです。また、母乳からわけてもらう免疫抗体は赤ちゃんの主に消化器官系の粘膜で働くため、鼻や喉の粘膜へのウイルスの攻撃には弱いのです。

赤ちゃんの風邪2〜鼻水やくしゃみ

お風呂を入れて、上がった後に、赤ちゃんがくしゃみをして、鼻水をながしていた。

こんなことありませんか?

 

さあ大変だ!風邪を引いた!とあわてるのは少しまってください。

 

くしゃみや鼻水は、急激な温度変化などで、粘膜を刺激されれば起きます。

なので、くしゃみをした=風邪にはなりません。

 

赤ちゃんがくしゃみや鼻水を出した後に、機嫌がよく、食欲もあるならば、まず心配ないでしょう。

 

心配なのは、熱がある、次の日になると咳が激しくなる、1週間以上続く、などの場合です。

こういったときは、医師の受診が必要です。