便が水っぽい
新生児の赤ちゃんは水っぽくてゆるめで、1日に何回もするのが普通です。
色は山吹色、黄色、淡い茶色、薄い緑色などいろいろなうんちの色へ1ヶ月くらいかけて変化していきます。
母乳を飲んでいる赤ちゃんの場合、うんちの色は山吹色で1日にする回数も多い傾向があるようです。
緑色のうんちが出る
離乳食が始まると食べ物の影響でうんちの色は茶色っぽくなってきて、以前より固くなってきます。
ただし、離乳食はまだ始まったばかりなのでまだ母乳の量も多いです。
便の色は、肝臓で作り出された胆汁色素ビリルビンの影響を受けて黄色みを帯びています。
ただし食べ物の内容や、腸内の腐敗菌の状態によって茶色っぽくなります。
ちなみに胆汁をためておくところが胆のうです。
乳児期に多い緑色のうんちは、腸の中でうんちが空気と混ざったために酸化した色で、うんちの回数が少ないときや、おっぱいやミルクとともに空気をたくさん飲み込んだときによく見られるもので、心配なものではありません。
また、すべての赤ちゃんが茶色いうんちをするというわけでもありません。
便の中に白いぶつぶつみたいなのがある、粘液のようなものがでる
腸壁からは粘液が常に分泌されています。これが便を滑らかに押し出す働きをしているのです。
この粘液はうんちとまじりながら排出されるので、うんちの中に見えることがありますがよくあることなので心配はいりません。
ほとんど心配要りませんが、大量に出ている場合は、小児科医に相談してみましょう。
もしかしたら粘膜に炎症を起こしている可能性もあります。
白いツブツブは脂肪やタンパク質のかたまりです。
おっぱいやミルクをたくさん飲んだとき、吸収できなかった脂肪やタンパク質がうんちにまじって体外に排出されたもの。
3〜4ヵ月ごろまでの赤ちゃんによく見られる正常な便なので、心配はいらないでしょう。
食べたものがそのまま便にでる
離乳後期に入り、いろいろな食品を食べるようになると、食べ物が十分に消化されずされずに
うんちに混じることがあります。
例えば、スイカやトマトを食べさせた時には血便もどきのうんちが出たりして、母親がびっくりすることがありますが、心配ありません。にんじんや豆類、ほうれんそう、トマトなどは消化しにくい野菜なので消化しきれずにそのままの形で出てくることが多いです。
便で出てきても栄養はある程度吸収されているので気にしないでも大丈夫です。
鉄分の不足する時期ですので、ほうれん草、レバー、赤身の魚などを離乳食にとりいれましょう。
その他、成長・発達が正常で、機嫌がよいのであれば経過をみていただいて結構です。
心配であれば野菜の大きさや形などを変えてみましょう。